マンダラートで思考の整理
マンダラート、ご存じでしょうか?
私は以前から「マンダラートで自分の目標を整理したい」と考えておりました。
実際、マンダラートを書くと言っても何に使えるの?使い方はあってるの?という不安があったので、自分の勉強も兼ねてマンダラートを紹介します。
そもそもマンダラートとは?
マンダラートとは、1987年に今泉浩晃さんが考案した発想法です。
3×3のマスを用意し、それを3×3に配置。81個のマスができます。
それに文字を埋めていくことで、アイデアの発想・思考の整理をするのに役立ちます。
見た目はこんな感じ。
画像はこちらのテンプレートをお借りました。
真ん中にテーマが一つあり、それに関わる8つの要素で回りを囲みます。
それが終わったら、その8つの要素を回りの3×3のマスの中央に置き、その要素から新たな8つの要素を書き出します。
これによって、1つのテーマに対して全72個の要素ができるわけです。
マンダラートの使い道
「達成したい1つのテーマがあること」
これだけです。
テーマの例として
- 新商品の開発のために新しいアイデアがほしい
- 悩みの整理や解決
- 物を売れるようにしたい
- 資格をとりたい
- 年収を上げたい
といった、何かテーマがあれば使えます。
有名な使用例は大谷翔平
ロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平選手が花巻東高等学校1年の時にマンダラートを書いていたのは有名かと思います。
検索するだけでこんなにびっしりと出てくるほどです。
目標設定に使用するのはメジャーな例
目標設定として使われた例は検索すると分かりやすいサイトが多く存在するので、割愛しちゃいます。
とくにSTUDY HACKERさんの記事がわかりやすかったのでご紹介。
新しいアイデアを増やしたいとき
新しいものを作るや、新しい企画を作る時のアイディアだしにもマンダラートは使えます。
例ですが、アイデア総研が紹介していました。
9つのマスから無限のアイデアを生み出すマンダラート発想法
無理やり8つを当てはめるという行為や、整理をする事が新しい考えを生み出してくれます。
悩みを解決したいとき
「売り上げが上がらなくて困ってる…」
「喋るのが苦手で何とかしたい…」
など、色んな悩みがありますよね。そんな悩みの整理・解決にも使えます。
例えば売り上げが上がらない場合、その理由を8つ挙げてみます。
少し書くだけで、何が原因で売り上げが分からないのかが、整理されてきます。
ただ、これでは「うちの商品が悪いから売れない」だけで終わってしまうかもしれませんので、以下の事を行います。
1.シートのネガティブ表現を外します。
2.テーマを目標へと変更してみましょう。
悩みを解決するための行動をこれで決めれるようになります。
マンダラートを埋めているうちに「K社の商品にはこの機能がついてないんじゃ?」とか「そういや忙しい時間帯に電話してたかも。少し時間帯をずらしてみよう。」
など、売り上げを上げるための改善点が浮かんできます。
商品のセールストークでも使えるそうです
以前に商品の売り方について「マンダラートから商品のセールストークを考える」という手法を行っているという話をセミナーで聞いたことがあります。
やり方は以下のとおり
- 真ん中に商品を記入
- 8つの「商品のウリ」を書く
- その「商品のウリ」で解決できる悩みを8つ書く
お客様は商品が欲しいのではなく
「何かを満たすために商品が欲しい」のです。
ただの「りんご」が欲しいではなく「おいしいりんご」や「健康になれるりんご」を消費者は求めています。
これにより72個のセールストークができるそうです。
マンダラートのデメリット
情報を整理できる良いものですが、デメリットもあるのでは?と調べてみました。デメリットもSTUDY HACKERにて紹介がされていました。
記事に書かれていたデメリットも含めて、まとめていきます。
1)1つのテーマに対し枠が8つと決まっていること
8つと枠が決まっているため、9つでてしまった場合にアイディアを切り捨てる事となってしまいます。
2)選んだ要素の妥当性だったのか疑問に思う
作成しているうちに陥る事があり、テーマが大きければ大きいほどこの問題はありそうです。
3)慣れていないと時間がかかる
これは実際に、私が体験したことです。
マンダラートに慣れてない人の例
今回私は「ブログで毎日10,000PV」というものをテーマにおきました。
下記は埋めてる途中です。
穴埋めしながら気づいたのです。
「自分はブログのPVを増やしたいわけではない。自分が得た知識をブログにアウトプットする事で知識の習得と、情報を伝える技術を向上させたかったんだ。」
テーマ自体の変更がされました。
変更したのですが、それでもまだ違和感があります。
「情報を伝える技術は、別にブログだけであげるものではないし、他人との対話の技術とかもあげたい。」
そうなるとブログに限らず「情報伝達」が今回のテーマだと気づきました。
と、ここまで来ると1から書き直しです。
情報を整理するのが苦手な人には、時間もかかる上に苦痛かもしれません。
しかし、やりきる事で思考が整理され「自分の今やってる事は目標は枝葉の一つで、大きな目標はここにあるんだな」と気づく事ができます。実際、STUDY HACKERでもデメリットはあっても、得られるものは大きいとまとめられていました。
まとめ
マンダラートで1つのテーマから72個の要素が作り出され、情報が整理される。
使い方に細かいルールはないため、マスに入れるのは「単語」でも「文章」でも良い。
実際やってみると大変だけど、やる価値はある
まとめましたが、自分の目標のマンダラートはこれから…頑張ろう。
ただ、公開は…もしもマンダラートに書いたテーマが実現できたら…とします。
マンダラートを試したい方へ
今回、画像を作る際に下記のサイトからテンプレートをお借りしました。
目標達成用紙(マンダラート)のGoogleスプレッドシートつくりました。
エクセルでもスプレッドシートでも簡単に作れちゃいます。
また、アプリなども「マンダラート」で検索すると出てきますので、興味がある方はダウンロードするとよいかもしれません。
参考サイト
9つのマスから無限のアイデアを生み出すマンダラート発想法
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