IAP呼吸法が凄い!「スタンフォード式疲れない体」を読んだ

IAP呼吸法が凄い!「スタンフォード式疲れない体」を読んだ

こんな方にお勧めの本です。

  • 日頃から疲れがとれない
  • 疲れから休みの日をゴロゴロして過ごしてしまう
  • もっともっと行動をしたいが、疲れてしまいやりたいことができない
たま
たま

疲れていると…正直何もできないですよね。頭も働かないしね。

疲れると体にどのようなことが起こるのか?

疲れを予防するIAP呼吸法とは何なのか?

スタンフォード大学で取り入れられている疲れない体を作る方法を紹介します!

疲れない体…それは「最小限に疲れを抑える方法&回復法」

アメリカの五輪メダルの22%はスタンフォードが獲得!

「スタンフォード」と聞くと「名門校」というイメージはありますが、具体的にどの様なことが名門だということは…皆さんは知っていますか?

2018年世界大学ランキングでは第3位とされており、しかもアメリカでも入学すら難しい大学です。

そして、全国的に強豪校であり、オリンピックでの金メダルの獲得の数も驚くべき数です。

2016年のリオデジャネイロオリンピックを例に挙げると、27個の金メダルをスタンフォードの学生が獲得していました。アメリカが獲得したメダルは121個。およそアメリカの五輪メダルの22%はスタンフォードが獲得しています。

確かに生徒が優秀なのも理由の一つですが、科学的知見に基づいて「疲労予防」と「疲労回復」を行っているからこそ実績を残せています。

睡眠不足の人の脳=脳震盪を起こしている人の脳?

ある研究によると、睡眠不足の人の脳は脳震盪を起こしてる人の脳の状態に近いことがわかりました。
この様な状態ですと「生産性の低下」は明らかですし、放置をしていると日常生活に支障をきたすことでしょう。

たま
たま

脳震盪って…意識があってないようなものなんじゃ…

これは疲労のほんの一例ですが…疲労がどれだけ生産性を下げているかが伝わったかと思います。

本の構成について

本書は0章〜4章の5部構成になっています。

0章 疲労発生のメカニズム・疲労に対する正しい知識を得る

試合に負けた要因がトレーニングのしすぎによるものだった例などを元に、疲労の原因や疲労度のチェック方法を掲載。

1章 IAPメソッドのやり方とその効果を紹介

IAP(Intra Abdominal Pressure)を紹介。スタンフォードスポーツ医局が取り組む疲労対策で疲れづらくなる秘訣がまとめられています。この中でIAP呼吸法が記載されています。

2章 疲労回復法の紹介

疲れを次の日に持ち越さないためのリカバリー術を紹介。肩こり、腰痛、目の疲れの対策や、睡眠に関することが書かれています。

3章 疲れない食事法

食事によっても疲れづらくなる方法があります。疲労しない食べ物や食べ方とは?

4章 ハードワークをしても疲れない体を作る

疲れない体を手に入れた後の応用編です。ハードワークに耐えるための日常動作やマインドセットなどを紹介。

その中でも特に覚えたいIAP呼吸法

たま
たま

IAP呼吸法って何なの?

「IAP呼吸法」とは何かと言うと、腹腔内圧を高める事で姿勢が安定し、全体の身体の位置がベストポジションとなる。これにより疲れが最小限になるというものです。

やり方も簡単。息を吸うときも吐くときもお腹を膨らませて呼吸をするだけです。

こちら、本にも書いていますが
2019年7月に「あさイチ」で著者である山田さんが紹介しており、それが記事となっていました。

そもそもIAP呼吸法とは何なのか。「息を吐く時もできるだけ圧を保ったままにする。お腹が膨らんだまま息をフーっと吐くイメージです」(山田さん)

息を吸う時にお腹を膨らませ、息を吐く時もお腹を膨らませたままにする。常にお腹の中の圧力が高い状態になり、体全体を支える脊髄が安定する。体の歪みが補正され、疲れにくい体になるという。

まずは腰の上、骨がない部分を手でおさえる。4秒かけて鼻からゆっくり息を吸い、手でお腹の膨らみを感じる。最初は少し膨らんでいる程度でもOKだ。

その後6秒かけて鼻からゆっくり息を吐く。お腹はできるだけ膨らんだままにし、呼吸中は肩が上がらないようにする。

田村直之アナ「朝昼晩8回ずつやると、1週間くらいで身についてくるということです。重いものを持つ時などにこの呼吸法を使うと腰の軸が安定します。姿勢を正す他にも、リラックス効果もあります」

「疲れにくくなり腰痛も改善! 米スポーツ強豪大学で取り入れられた「IAP呼吸法」とは」より引用
引用元:https://www.j-cast.com/tv/2019/07/22363167.html


著者は山田知生さん

山田知生さんはアスレティック トレーナー (男女競泳) をやっており、実際にスタンフォード大学スポーツ医局でも15年以上の臨床経験をもっています。

たま
たま

この本が初の執筆なので名前を知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、トレーナーとしてのキャリアは確かです。

感想:一番取り入れたいのはIAP呼吸法

たま
たま

IAP呼吸法のためだけに本書を買うのもありなほど!

自分の中で衝撃だったのはIAP呼吸法。
腹式呼吸を意識するというのが自分の中での疲れない呼吸法でしたが、それ以上に効果のあるものがあると思いませんでした。

IAP呼吸法を行う事で呼吸も姿勢もよくなり疲れづらい身体を目指したいと思います。

また、ビジネスマン・スポーツマンや疲労をためやすい人、誰にでも当てはまる本なので、目標はあるが疲れてやる気がない…などでお悩みの方にお勧めです。

詳しいやり方、注意点などはぜひともこの本を読んでみてください。