手軽に描ける伝わる!たのしいスケッチノートの勧め
大半の方が、スケッチノートという言葉を聞いたことがないと思います。
今回紹介する本は「たのしいスケッチノート 思考の視覚化のためのビジュアルノートテイキング入門」。
こんな方におすすめです。
- 図でまとめたいが、しっかり描くには時間がかかるため、ラフな形で図をまとめたい。
- 情報の整理をしたい。
- 様々なアイデアが浮かぶようになりたい。
「スケッチノート」というものが何なのか?どんなメリットがあるのか?
それについてを紹介していきます。
スケッチノートとはイラストとテキストを使ったノート術
それで、スケッチノートってどんなものなの?
スケッチノートとは、情報を手書きのイラストやテキストでまとめる手法です。
スケッチブックとノートが融合したもので、体系はあまりありません。
イラスト多めでも良いし、テキスト多めでも良いので、自由に書いて構いません。
描き方にルールとかはあまりないんだね。
ちなみに似たようなものとして、
インフォグラフィック、グラフィックレコードが存在します。
インフォグラフィックはビジュアルで情報を分かりやすく伝えるが故に作り込みに時間がかかる。
グラフィックレコードは、イベントやミーティングの内容をリアルタイムにまとめる手法で、対話や議論をより円滑にさせるものです。
また、リアルタイムさが求められるため、より高度な技術が必要となります。
スケッチノートは柔軟かつ曖昧なフォーマットなため、体系化されていないものの、誰でも手軽に描けるというメリットをもっています。
スケッチノートの目指すものは、温かみのある情報
スケッチノートについて、著者である櫻田潤さんがこの様に語っています。
僕がスケッチノートに期待するのは、情報界のサードウェーブ。いちいち手描きするのも面倒だし、見る側も人のクセ字を読むのは骨が折れるんだけど、温もりや安らぎを感じさせてくれる存在。非効率かもしれないけど、温度のある情報が増えたらいいのにーそう思うようになりました。
たのしいスケッチノート 4Pより
ラフなインフォグラフィックであり、リアルタイムじゃないグラレコとも言える中間表現。それが僕にとっての「スケッチノート」の位置付けです
たのしいスケッチノート 35Pより
スケッチノートはラフであるからこそ、温かみをもってるんだ。
スケッチノートを書くメリット
スケッチノートを書くことで以下のメリットが期待できます。
- 「考える」の習慣
- 内省の機会
- 集中と心の安静
- 自分らしさの確立
- 人柄の発信
- アイデアの引き出し・ネタ帳
- インフォグラフィック/グラフィックレコーディングのトレーニング
スケッチノートは紙やペン。もしくはタブレットさえあればかんたんにたのしく描くことができます。
著者はインフォグラフィックエディターの櫻田潤さん
著者は櫻田潤(さくらだ じゅん)さん。2014年にインフォグラフィック・エディターとして、NewsPicksに参画。
櫻田さん自身がウェブサイトも持っています。
作品が気になる方は下記のウェブサイトを見ることをおすすめします。
他にも『図で考える。シンプルになる。』『たのしいインフォグラフィック入門』も著書として挙げられます。
感想:自分のブログの方向性を決めるきっかけになった本
本の購入日は2020年1月22日。「ブログの内容を説明をするイラストを入れたい!」と前々から思っていました。
良い情報になかなか巡り合わなかったのですが、ネットでグラフィックレコード(以下、グラレコ)というものがあることを知りました。
その後「グラレコ関係の本がないかな…?」と本屋を巡り、出会ったのが、この本です。値段は2,000円。143Pにしては少々高いとも思われますが、他のグラレコの本に比べ、魅力的だったため購入。
その結果、内容に大満足。
一番はスケッチノートという新しい手法に出会えたことに感謝しております。
グラレコよりハードルが高くなく、誰でも始められるのが魅力。
事例と見比べてしまうとハードルは上がるが、描いて楽しむのが一番!
事例などを見ると、どうしてもハードルが高く見えてしまいますが、私の場合は既にもっているipadとApple Pencilだけで良い。
後は、何度も描いて描いて、練習をして、見直して、上を目指す楽しみがあるのがスケッチノートだと思いました。
※自分なりの解釈なので、そんなんスケッチノートじゃない!などあったら教えてください
ちなみに、他の人におすすめをするかと言えば…少々難しいところもあります。手間や今後の動画ブームを考えると、向かう未来とは逆行するものだからです。
情報の整理や発想力をあげるためと割り切るのであればおすすめしたい手法です!
他にも、動画を作る際のラフ案を描くのにも使えますし、逆行するからこそ、やる人が少ないので武器ともなりえます。
私自身は今後も、この手法をブログに取り入れながら、情報発信をしつつ、頭の整理をしていきたいと思っています。
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