ウェブ解析士とは?web初心者になるべくわかりやすく説明してみた
- 2020.02.15
- ウェブ解析

去年から交流会などへの参加も増えてるのですが、名刺を渡すと、こんな反応が返ってきます。
ウェブ解析士ってはじめて聞きました。どんなことをするんですか?
このように「ウェブ解析士って何ですか?」と聞かれることが多いんですよね。
(理由として畑違いのクリエイター交流会に参加していることが多いのはありますが…)
その問いに何度も答えてきましたが、最近ふとこんな事を思いました。
「自分がやっている仕事って本当にウェブ解析士の仕事と言っていいのだろうか?」
ウェブ解析士の仕事はそれぞれがそれぞれの仕事をしております。
それなのに、私のしているほんの一部のことをウェブ解析士の仕事として説明してしまっていると気づいたわけです。
それもあり、自分の理解を深めるためにも改めて文章化することにしました。
今回の記事は、交流会で会うような方をターゲットとしています。
なるべく、デザイナーやクリエイター、営業職でもわかるような説明にできるようにしていきます。
ウェブ解析士の仕事はウェブに関わる目的を達成すること
最初に「ウェブ解析士」と「ウェブ解析」を一言で表現します。
ウェブ解析士の仕事は「ウェブに関わる目的を達成すること」
となります。
ウェブ解析とは「ユーザー心理を理解するための手段」
となります。

ざっくりしててよくわからないな…
次に、ウェブ解析士のテキストで触れる内容に触れてみましょう。
ウェブ解析士はやることが盛り沢山?
ウェブ解析士のテキストに触れるにあたり言っておきたいことがあります。
私は上級ウェブ解析士ですが…
ウェブ解析士のテキストに書かれている半分以上のことができません!!

それを言っていいの…?
それだけウェブ解析士の仕事は多岐に渡ります。
どのくらい幅広いかを、自分なりの知識でまとめてみました。


ここには書かれてないけど、広告とかSNSとかもあるよね…?
多すぎない?
ね?たくさんあるでしょ?
ウェブ解析士はスキルを磨き特化するもの
この図をTwitterで挙げたところ…
ウェブ解析士マスターのひじりさんからアドバイスをいただきました。

やっぱり網羅的に覚えるのは難しいですよね!ひじりさんありがとう!
この後、ひじりさんにウェブ解析士の自分の理解も含めて相談に乗ってもらいました。
内容を箇条書きにすると
- ウェブ解析士のテキストのスキルを全て覚えようと思うとキリがない
- そのためSNS特化や広告特化など、目的に合わせて特化をさせた方が良い
- ウェブ解析自体はサブスキルなんて意見も。目的に合わせてどこまで力を入れるかは判断
- ウェブ解析士の資格の強みはウェブ解析を網羅的に知れること。無知の無知を無知の知へと変えれるのが重要(知らない分野がどれかを知る)
つまり、ウェブ解析士はそれぞれの専門性を強めて活躍しているわけです。
ウェブ解析士は千差万別。目的に合わせて磨いたスキルをもっている
ウェブ解析士はそれぞれ、特化した分野をもっています。
- SNSに特化していたり
- 広告に特化していたり
- ECショップの運営に特化したり
- BtoB(企業間取引)のwebサイトに特化していたり
特化した理由は人それぞれでしょうが、この様に同じウェブ解析士でもやってることは全く別なんてことも多いでしょう。

複数スキルを持っている人は勿論いると思いますが、それでも一つのスキルに特化した人には敵わない面もあるでしょう。
そうは言ってもいまいちピンとこないと思います。
例として、私の例を挙げてみました。
事例:「私」はこういうウェブ解析士
私ですが上級ウェブ解析士を取得しています。
上級ウェブ解析士ですが、レポート作成ができるレベルと言われています。
私がウェブ解析士を取得して行っていること
- ウェブに関するレポート作成と社内報告
- コンテンツの改善点の話し合いや打ち合わせ
- ウェブサイトの改善案の実装や実装検討

ちなみに私は元々はPHPプログラマー。
アクセス解析>実装>結果確認 はやれますよ。
webマーケティングは勉強中ですね。
上級ウェブ解析士を取得して役立っているのはレポート作成。
それと網羅的に知ったことで自分の足りない点と強みが把握できています。
また、新しいことに挑戦するのは好きなため、必要に応じて情報収集やツールの使い方を覚えることが好きなことが強み。
それができるようになるためにも、アウトプットをすることで、常に情報のアップデートや情報の整理をして新しいことを吸収できるようにしておこうという心構えで日々勉強中です。
マーケティングやビジネスフレームワークなどはまだまだ至らない点があるため、今後勉強予定。
ウェブ解析士の資格について
資格はかんたんな順にウェブ解析士、上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターとあるのですが、ウェブ解析士の資格はウェブ解析を網羅的に学ぶことができます。
そのため、ウェブ解析士自体はウェブに関わる人ならとっておいて損はない資格なのです。
ちなみに、上級ウェブ解析士はレポートの作成の技術をもっており、ウェブ解析士マスターはウェブ解析士の講師ができるレベルです。
まとめ:ウェブ解析士とは?
- ウェブ解析士は全員が同じスキルを持ち合わせてはいない
- ウェブに関わる目的を達成するのがウェブ解析士
- ウェブ解析はユーザーを知るためのスキル。あくまで目的を達成するためのスキルの一つ
- ウェブ解析士のスキルを取得することで網羅的にウェブの知識がもてる
ウェブ解析士を取得しているからと言って、全部が全部できるわけではないので、その辺は皆さま誤解のないように!
余談:ウェブ解析って何をするの?
そもそもウェブ解析って何をする仕事かを説明します。

話の流れ的に「この説明いらないな」と外した内容だよ。
ウェブ解析についてざっくりとわかると思います。
「解析」とは、さまざまな事象やデータを細分化し、その本質を論理的に明らかにすることをいいます。
ウェブ解析士認定試験公式テキスト2020より引用
ウェブ解析においては、事業の成果をつなげることを目的に、ユーザーの行動や心理を明らかにしていくことになります。

ウェブにくるお客さんのことをよく理解することだよ
ウェブ解析=ウェブにくるお客さんを理解する
ウェブにくるお客さんを知るための3つの解析
そして、ウェブにくるお客さんを知るためには、3つの解析をする必要があります。
- アクセス解析…自社のウェブサイト(ホームページ)やアプリにくるお客さんを知る
- ウェブマーケティング解析/TwitterなどのSNSやYoutubeなどのお客さんを知る
- ビジネス解析…売り上げや電話着信本数などオフラインの数字も知る
図にするとこんな感じ。


ビジネス解析もしないといけないのかぁ…
ウェブにきたお客さんが、ウェブで申し込むとは限りません。
旅館なら、電話からの予約が増えることもありますし、店舗を構えてるのなら、店舗にお客さんが増えたかも見る必要があります。

お客さんはウェブ上だけで動くとは限らないからね!
ウェブに訪れたお客さんがウェブ以外でどういう行動をとったか?
これもウェブ解析に必要な観点です。
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