文章を書くのが下手、苦手な人におすすめ「書くのがしんどい」
※この記事は2020年9月3日に執筆した記事を修正したものです。
今回紹介する本は「書くのがしんどい」。
「文章を書くのが苦手な人におすすめ」というが、一体どんな本なのか?
早速見ていきましょうか。
「書くのがしんどい」は初心者から上級者まで幅広く楽しめる!
(1)書きたい内容ががまったく思い浮かんでこない
(2)書きたい事がうまくまとまらなくて説明できない
(3)つまらない文章になるから魅力的な文章を書きたい
文章を書けない人から、文章は書けるが、更に魅力的な文章にしたい人までと、まさに初心者から上級者までおすすめしたい書籍です。
自分がいるレベルの「書くのがしんどい」に対応しているんですよね。
本の内容1:5つの「しんどい」をつぶすと楽になる
この本で重要になるのが、著者が挙げる5つの「しんどい」。
この5つの「しんどい」を潰すことで「書くのが楽しい!」に行き着いたそうです。
1.書くことがなくてしんどい
2.伝わらなくてしんどい
3.読まれなくてしんどい
4.つまらなくてしんどい
5.続かなくてしんどい
この本を読み、書かれていることを実践することで「書くのが楽しい」に変わります!
じゃあ、この5つのしんどいを解決できる技術を学べばいいのか?
そうないのです。
書けない理由は、メンタルの問題があるんです。
本の内容2.書けない理由はメンタルの問題
この本の「はじめ」に、こんな事が書かれています。
書けない原因は、書くことに対する考え方や気の持ちよう、つまりメンタルにある。
書くのがしんどい 10Pより引用
では、「書こう!」と思えば良いのか?
この本ではそういう事を言ってるのではありませんでした。
しかし、この「生み出そう」というメンタルがそもそも間違っています。
実は自分の中には何もないのです。
書くのがしんどい 11Pより引用
「生み出そう」というメンタルが間違っている!
というのです。
プロの作家さん、著名な作家さんであれば生み出すこともできるかもしれません。しかし、ほとんどの人にはそれができないのです。
本の内容3.ゼロから生み出すのではなく、既にある文章を修正する
著者は10年間編集者として仕事をしてきた竹村俊助さん。
この立場を長い事経験して、ある事に気づいたそうです。
普段は文章を書かない自分でも、著者と編集者を一人二役でやると文章は書けるというという事。
著者としての自分は、なりふり構わず書きたい事を書く。
編集の自分は読み直す。
著者と編集に分けて行動をすると、文章自体は思いついた事が書けますし、その後の編集で文章の質もある程度担保できます。
本の内容4.「無邪気な書き手」と「イジワルな編集者」
CHAPTER3の「無邪気な書き手とイジワルな編集者」として具体的な方法が書かれています。
はじめは無邪気な書き手として書きます。
おかしい場所や疑問を持たずに、思いついたことをただただ書いていきます。
書き終えたら時間を置きましょう。
時間をおいてからがイジワルな編集者の登場です。
自分の書いた文章について、ああでもない、こうでもないと編集を加えていきます。
文章のアドバイスは誰にでもできます。
特に自分が無邪気に書いた尚更なはず。その気になった部分を編集していくのです。
ここでのポイントは
書くときは自分をほめながら。
読むときは自分をけなしながら。
よくやりがちですが、書く段階でイジワルになると何も書けなくなってしまうそうです。
ここで取り上げたのは本の実践の一部です。
この様な実践で使える方法が、掲載されています。
感想:網羅的に内容が分かる「はじめに」と「目次」
この本の「目次」の見やすさって他の本にはなかなか無いと思いました。
太字、段落、構成がね、美しいんですよね。
すてきな目次じゃありませんか?
「自分の知りたい情報を目次から探しやすい」ので
目的のページを見つけやすい。
つまり、自分のレベルにあった内容にたどり着きやすいのです。
そして、目次だけじゃなくて内容も実践しやすいんです。
余談とまとめ
余談ですが、この無邪気な執筆者といじわるな編集者の話、他の事にも応用できるなぁと思っていました。
例えば
・無邪気にブレインストーミングとしてから、企画への落とし込み
・無邪気に絵を描いてから、後から構図の見直し
・無邪気に配信をしてからの、編集にて修正と反省
私も自分の中に「無邪気な自分」と「いじわるな自分」の二人がいるので、すぐにでも他の事に応用できそうだなと心に響いた方法となります。
この本には「誰に伝えたいか?」というターゲティングなどの方法も具体的に書いているので、文章を書く以外にも応用できそうな本ですね。
文章をかけないと思ってる方
文章を魅力的にしたい方
ぜひとも手に取って読んでみてください。
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