読書「頭がこんがらがってうまく話せない時に試してほしい知的な伝え方」

話す、書く。これらは日常的に行なっている行動です。
「伝えてるのに相手に伝わらない」。こんな経験を誰しも一度はしたことがあるでしょう。
それにより「伝える」という行為に苦手意識を持っている方も少なくありません。
今日は「頭がこんがらがってうまく話せない時に試してほしい知的な伝え方」を紹介します。
頭がこんがらがってうまく話せない時に試してほしい知的な伝え方
伝わらないのは、他者意識が足りないから
この本では、最初に伝わらない原因を理解します。
原因の一つであるのが「他者意識」。
「伝わる」にはどう「伝える」か?
を他者への伝え方を意識するのが、他者意識です。
- 伝える事に対して相手がどの程度の知識・理解があるのか?
- 相手が理解してもらうには何が必要か?
- どういう流れだと分かりやすいか?
- 伝える一つを様々な角度で考え、伝わりやすさを追求していきます。
この様な相手に合わせた話し方というのが不可欠です。
もちろん、それ以外の共通スキルの話もあります。
- 論理的に話す
- 感情と切り離して説明する
などが挙げられます。
基礎でありながら重要なスキルと言えるでしょう。
「話す」「書く」で変わる伝え方のポイント
「伝える」にはどうするか?の次は何で伝えるか?
これは「話す」「書く」の違いです。伝え方のポイントが変わります。
「話す」であれば、リアルタイムに声で目の前の相手に伝える事にフォーカス。
- 思いついた事をそのまま喋らない
- 沈黙を作って整理してもおかしいなんて思われない
- 間やトーンを上手く使う
などのスキルを分かりやすく紹介。
「書く」であれば、推敲する事ができる利点が挙げられます。
目の前に相手がいないので、時間を書けて考える。書き直す事ができますからね。
学生の頃に勉強した、主語・述語・助詞・助動詞等のおさらいがメインです。
常用している日本語を「今更学ぶ」という人は少ないですが、実はこれが重要。
基礎の大切さが再認識できます。
更に伝わるようにするにはどうすれば良いか?
更に伝える事を強化するには?
これはいくつもの方法が紹介されています。
その中で私が一つ紹介するのであればそれは「読む」事です。
様々な文献を読む事で「伝わりやすさ」に繋がります。
様々なジャンルの図書に出会い、触れ、知識を増やしながら「伝える力」を鍛えていきましょう。
もちろん、これ以外の方法もありますので、是非とも書籍を手に取って読んでみてください。
感想
「書く」について、重要な事なのは認識していましたが、まだまだなめてたなぁと実感。国語で学んだ基礎を疎かにしていた自分に気づく事ができました。
私の様に「国語の成績が良くなかったけど今は人に説明をする文章を書いている。」という人は読んで実践する事をおすすめします。
ちなみに、以前に取り上げた「一瞬で心をつかむ文書術」ですがこれも「伝える」についての本でしたね。
どちらかを読めば良いというわけではなく、読む目的がかなり違いました。
違う点は二つ。
- 今回紹介した本は「話す」「書く」の両方に対応。前回の本はあくまでも「書く」。
- 前回紹介した本は「書く」に更に一歩踏み込んでおり「心を掴む」「目に入る文章」という事まで触れている。
同じ「伝える」の本でも、学ぶ目的が違いました。
読んだ感じ、初心者には「頭がこんがらがってうまく話せない時に試してほしい知的な伝え方」の方がとっつきやすいと思います。国語の勉強の様な話もついていますし、話し方についても触れていますので。
私は「書く」についてを、もう一度読むかな…。完璧に覚えたい。
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