台風19号で避難所を利用した話 その1【避難するまでの話】
- 2019.10.18
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10/12(土)に日本に上陸した台風19号。
今も被害が継続している地域もありますが、私は幸運にも被害にあいませんでした。
被害はなかったものの、私は10/12(土)に初めて避難所を利用しました。
そんな一人暮らしの私の台風の経験を
「避難所を利用するまでの心境の変化や行動」
「避難所での生活と今回の反省点」
の2回にわけてお伝えします。
台風19号で避難するまでの話
10/8(火) でかい台風が来るらしい?不安はなし
「来週の三連休、でかい台風がくるらしい?なんでも最大級とか」
この時は軽い気持ちで考えていました。
唯一の不安は「10/13(日)の予定がなくなるかも?」程度。
楽しみが減る事を悲しむだけで、身の危険が迫ってるという感覚は皆無でした。
10/10(木) 日曜の予定がなくなり残念。同時に不安がよぎる
ニュースは台風の話題で持ちきり。
Twitterでも会社の同僚からも様々な情報がありました。
この時の情報がこんな感じ
- 最大級の台風が来る!この間の台風15号よりも大きいらしい
- 海外でも騒がれている
- カテゴリー6になるんじゃないのか!?
- 多くの地域が浸水する可能性も?
当然の様に、10/13(日)の予定はなくなりました。
まあ、川に遊びに行く予定だったので、当たり前っちゃ当たり前の話ですね。
頭によぎる前回の台風15号
残念な気持ちもありましたが、この時頭の中によぎったのは前回の台風15号の状況。
15号の時はこうでした。
- 情報は「台風がくる」程度。大した用意もせず就寝。
- 夜中の4時。窓ガラスが割れるんじゃないかと思うほどの暴風で起床。
- 窓から離れようと玄関の隅まで布団を持って行き就寝。
- 朝は、自分が使っている路線がダウン。
- 最終的にその日は会社を休んだという被害。
その経緯を考えると…対策しないとなぁ…
その夜、窓ガラスにガムテープを貼りました。
後日知ったのですが、ガムテープを貼る事が強度に繋がらないんですね…
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinoharashuji/20191011-00146419/
10/11(金)最大級の台風が迫ってくる不安。最後の晩餐を楽しむ
金曜日、カテゴリー6にはではなくカテゴリー4でしたという情報で少し安心。
会社でも少しだけ台風の話題で盛り上がりましたが、仕事を終わらせて帰るが最優先。
仕事を切り上げ、遅くなる前に退社をしました。
食材の購入。スーパーには行列が…
会社帰りに生鮮食品屋に。この店はガラガラ。
ここで野菜や魚といった晩飯の材料を購入。
その後に行ったスーパーは…レジに行列ができていました。
レジには大量のお菓子・菓子パンを買い込む人たちの姿。飲み物は水や2リットルのお茶はほぼ全滅。
余ってるのはヘルシア緑茶や黒ウーロン茶。
流石にこの事態で体脂肪を落とそうという人はいないようです。
カップ麺がほとんど売り切れていました。
缶詰は普通に売っていたため、購入は缶詰のみ。
下記の記事でもまとめられていたが、何故缶詰が売れないんだろう?と疑問に感じたのを覚えています。
https://togetter.com/li/1416153
スーパーの行列を見てから焦り。準備をしよう
その後、他のディスカウントストアにも回りました。
2リットルの水は無いものの、お茶は売っていましたのでジャスミン茶などを購入。
金曜日に購入したもの
- キャベツ 1玉 (生鮮食品屋)
- アボカド 1つ (生鮮食品屋)
- サーモン刺身 100g (生鮮食品屋)
- ジャスミン茶 2リットル…3本 (ディスカウントストア)
- ウーロン茶 2リットル…3本(コンビニ)
- ポテトチップス 2袋(ディスカウントストア)
- チョコチップクッキー 1袋(ディスカウントストア)
- 乾パン 2袋(ディスカウントストア)
- ツナ缶 8缶(ディスカウントストア・スーパー)
合計 4000円前後
結構買い込みましたが、数週間水がひかない場合には…と思うと不安に思えました。
しかし、食べきれない量を買うのもバカバカしいため、一週間程度生きれる分を購入したつもりです。
最近夜は控えめにするダイエットをしており、晩飯もキャベツ、アボカド、サーモン刺身でサラダを作る予定でした。
しかし、スーパーの行列や食材の品切れを見て、少しずつ不安が大きくなっていました。
(…もしかして、暫く暖かいものは食べれないんじゃないか…?)
(時間はまだ20時。暖かいものを食べれる場所…近所の居酒屋?ボリュームのある唐揚げがある…)
(外を確認。雨風はまだ強くない。)
…よし、いこう。
居酒屋で明日に備え、最後の晩餐を楽しむ
居酒屋に足を運ぶと、台風前日とは思えないくらいに繁盛。
最後の晩餐になるかもしれないという思いで、ダイエットも忘れて自由に注文。むしろ、逆に栄養をつけてやろうという思いに変わっていました。
まずはお通しとハイボール。
宴会以外ではお酒も控えていましたが、今はこの食事を楽む事を専念。
他にも ばくだん、もつ煮込み、サラダなどを食べて満腹に。
計2,700円ほど。
加えて、帰宅をしてからサーモンを食べました。流石に生ものはとっておけないので。
(これから台風が来るんだな…体力を温存しよう…)
日が変わる前に就寝。
実はこの日も、避難しようとは思っていませんでした。
10/12(土)台風当日 避難の決意は16時前
午前中:家にこもるも、そわそわしっぱなし
10/12(土)8時頃に起床しました。
雨は降ったり止んだりといった感じですが、降ってる時の風は強い。
そして、朝からスマホにはあまり聞きたくはない音が。
避難勧告でした。
内心焦りつつも、この日は家から出ず作業の時間に当てる。そんな気持ちで机に向かう。
家でPCで作業をする。
そわそわする。
…
不安を気を紛らわすためにゲームをする。
そわそわする。ネットで情報を見る。
…
午前中はこの繰り返しでした。
13時:寝ようにも寝れない。不安がつのるばかり
お昼を食べる、ここで風が一度止んだんですよね。
「台風が去ってくれてないかな?」と思ってましたが、まだ上陸もしていないらしい。
何名かの知り合いからも心配する連絡がありました。
正直この時は精神的に安定していなかったです。
「心配されてもどうしようもなくね??」
人の心配を無下にするような思いも抱くくらいには、不安が心を蝕んでいました。
お昼過ぎにスマホから2度目の避難勧告。
家にいるべきかどうか…この時に迷い始めていました。
ここで考えた。夜に寝れない可能性がある…
今寝よう!
14時ころ、横になってみるも30分ほどで起床。
この時、不安で寝れない事に気づきました。
15時:テレビを見て避難を決意する
雨はそこまででもありませんが、嵐の前の静けさと強い風が交互に襲ってきました。
15時ころ、台風が気になって眠れないこと、ネットで情報をとるのも手間なことからテレビを付けました。
テレビでは同じ中継が何度も繰り返されていました。
テレビ「川の氾濫の危険性もあります。避難勧告の前に自主的な避難を!!」
(窓ガラス割れたらヤバそうだな…)
テレビ「川が氾濫した場合、3階まで浸水する可能性があります」
(3階まで浸水する可能性も…?自宅は2階だな…)
(そういえば避難場所…どこがあったかな?)
近くの避難所を調べると、そこは某中学校でした。
(自宅は2階、中学校なら…3階以上はありそうだ。中学校も徒歩5分ほど…遠くはない…どうする…?)
この時の最悪の事態を想定しました。
- 家の窓ガラスが割れる
- 浸水して自宅が3階まで沈む
- 2階から逃げるにも、水圧で玄関が開かない可能性も
自宅は頑丈なつくりだったため、倒壊の恐れはないだろうと思ってました。
しかし、考えれば考えるほど不安が募る。
葛藤の結果、最悪の自体を想定して荷物をまとめて出る事にしました。
次回は避難所と反省点について、まとめます。
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